アートなお散歩※ほうろう※ 

パピプベップ

2010年06月25日 14:33

物語を探す旅 

楠銀天街

ほうろう看板をさがしながら楠湯通りを抜けると、楠銀天街に出ました。
楠銀天街は、レトロな看板や古いカメラが並ぶカメラ屋さんなどがあって、まるでタイムスリップしてしまったみたいな商店街です。




楠銀天街では3つのほうろう看板を見つけました。
散らばるビー玉、髪留め、そして発明好きのおじいさんのお話・・・一体ここはどんな物語を持つ通りなのでしょう?


一杯だてのおいしいコーヒーがいただける喫茶店「しんがい」のママにお話を伺おうと思ったら、
商店街事務局の安藤さんが偶然いらっしゃったので、お二人にお話を伺うことにしました。













しんがいのママと安東さんは大の仲良し。安東さんは、昭和34年に18歳で就職してから
ずっとこの通りを見てきたのだそうです。
「この通りには、当時118軒もお店が立ち並んでいたのよ。青年部のメンバーの元気がよくて・・・
時代のながれを感じるけれど、今はなつかしさがいっぱい」


にぎやかだったんですね!なつかしい思い出、ぜひ聞かせてください。
「楠温泉は、木造平屋の建物で、その一角に商店街の事務局がありました。
そこで、年末に三角くじの抽選会をしたんだけど、人の多さに驚かされたなあ」

「洋ダンスやフェザーのシャンプーが賞品で・・・秋葉通りから流川通りまで、たくさんの人が並んでいて。
4列にならんでも140mも行列があるのよ。最後の人がくじを引き終わったのが、夜中の12時過ぎ!」

「あのころは本当に人が多くて、通りを横切る事ができないくらいだったのよ」

「迷子の観光客も多くて、毎日アナウンスしていたなあ。どのホテルに泊まっているのかわからなくなるお客さんも多くて
、そのたび旅館やホテルに連絡して・・・」

二人の思い出話に花が咲き、銀天街のかつての光景に思いを馳せました。














次回は伝説にまつわる神社、中浜地蔵尊を目指します。

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